BMWの純正ディスプレイは「観るため」ではなく「使うため」に作られている

BMWに乗っていると、センターディスプレイの完成度の高さに気づきます。
ナビの表示は見やすく、操作のレスポンスも良く、音楽や車両設定も直感的で、
全体として「走ることを邪魔しない設計」になっているのがよく分かります。

YouTubeのような動画については、最初から積極的に使わせる思想ではありません。
停車中であれば映像が表示される場面はありますが、走行を始めると操作が制限され、
走行中に動画を観ることは基本的にできない仕様になっています。

これは不具合や欠点というより、BMWが意図的に選んでいる設計です。
運転中の視線移動を極力減らし、ドライバーが運転に集中できるようにする。
BMWのディスプレイは「観るための画面」ではなく、「運転を支えるための画面」として作られています。

ただ、そう理解したうえでも、
「この画面サイズと画質なら、動画にも使えたら便利なのに」
と感じる瞬間が出てくるのも事実です。
特に同乗者がいるときや、待ち時間、長距離移動の途中など、
運転とは直接関係のないシーンでは、動画という選択肢が欲しくなる場面もあります。

アイコネは、純正CarPlayの仕組みを利用して、YouTubeなどの動画を扱えるようにするインターフェースですが、テレビキャンセラーのように車両側の制御を書き換えるものではありません。
配線を加工したり、内装を外したりする必要もなく、USBに接続するだけで使えるため、
BMWが大切にしている「純正の状態」を大きく崩さずに済みます。

操作の流れもシンプルで、CarPlay画面に表示される専用アイコンから動画を起動するだけ。
普段のナビや音楽操作と同じ感覚で扱えるため、
後付けデバイス特有の違和感を感じにくい点も特徴です。

動画を使えるようになったからといって、BMWの本質が変わるわけではありません。
運転を楽しむ車であることはそのままに、「必要なときだけ、使える選択肢が増える」
そのくらいの距離感が、BMWにはちょうどいいのかもしれません。

走る時間と、待つ時間。
運転する時間と、同乗者が過ごす時間。
そうしたシーンを分けて考えたときに、
純正の設計思想を尊重しながら、使い方を少しだけ広げる方法として、
アイコネはひとつの現実的な選択肢になっています。

「アイコネ」は、BMW・MINIの純正ディスプレイでYouTubeやNetflixなどの動画を楽しめるインターフェースです。テレビキャンセラーのような大がかりな作業は不要で、純正の操作感を保ったまま使える点が特長です。iDrive7・8・9を搭載した車両を中心に、日常のドライブを少し快適にする使い方として選ばれています。